世界の超高層金融センター

世界の各地に超高層の金融センターがありますね。上海市にある上海世界金融センターも高さ492mの超高層ビルです。台湾には台北101があり、建設段階では、台北国際金融センターとして知られていたビルで、高さ509.2m、地上101階、地下5階からなっています。

それまで世界で最も高いとされていたのは、高さ452m、88階建てのペトロナス・タワーでした。ペトロナス・タワーは、マレーシアの国立石油会社ペトロナスによって建築されました。このビルは、ツインタワーとしては今でも世界一の高さを誇っています。

世界には高さ300㍍以上の居住可能な超高層ビルがたくさんありますが、専門家によれば、実用面で60階以上ある建物が必要とされることはほとんどないそうです。では、どうして競って高いビルを建てたがるんでしょうか?

ペトロナス・ツインタワーを設計した建築家のシーザー・ペリは「天に達したいという願望は,われわれ人間の心に深く染み込んでいる。バベルの塔以来、天高くそびえる印象的なシンボルを打ち立てたいというこの願望がある」と言っています。建築家らしいコメントですね。

高さが少なくとも200メートル(およそ60階)以上のビルの数は今後ますます増えていくと予想されています。現在では、ドバイやカタールのドーハなど中東の都市での超高層ビルの建設が増えているそうです。また中国の深圳でも高さ660メートルの平安国際金融センター建設中です。アジアでの高層ビルの建築は、都市が混雑し過ぎてスペースが限られているので、その対応策である場合が多いということです。

ところで、高層ビル建設と経済にはどんな関係があるのでしょうか?ドイツのドレスナー銀行のアナリストだったアンドリュー・ローレンスさんは「高層ビルが建設されるとその国のバブルが崩壊する」と分析しています。実際に世界大恐慌が始まる直前にニューヨークのクライスラービルとエンパイアステートビルが完成していたり、第一次オイルショックの前にニューヨークの世界貿易センタービルとシカゴのウィリス・タワーが建設されたなどいくつかのケースがあるそうです。

現在、世界の高層ビルトップ20のうち13棟は中国にあるそうですが、これから中国経済大丈夫なんでしょうか。。。